5.6GHz 運用のステップアップ
〜 QRPから始める楽しみ 〜


5.6GHzのトランスバーターを入手したとき、格安の70mWバージョンである【UTV-5600BUPL-KIT】を選択した。
最初から、ハイパワーではマイクロ波の醍醐味が味わえないのではないかという思いもあり、慣れてきてからパワーアンプを組み込もうと考えていた。

この機種は、アンテナリレーは各自で組み込むようになっており、槇岡さんから譲っていただいたG4Y-152Pのついた基板を活用して組み上げた。
アンテナは、ダイソーでステンレス製のこしょう入れを入手して、ホーンを製作した。
調整には、アイソレーターを改造した「サーキュレーター」を利用して反射が最小になるように行った。

      

ホーン調整中                          GPもどき調整中    

アイソレーターを改造したサーキュレーター


1Wと2Wのアンプを製作してみた。スタブの調整が必要になるのだが、かなりクリチカルであった。
まず1Wアンプで充分ノウハウをつかんでから、2Wアンプにチャレンジしてみました。

     

1W-HPA調整中 : Gigast4+ATT

2W-HPA調整中 : ATTとディテクタの活用



42dbのATTを入れたときの画像です。 +33dbm ( = 2W)の出力です。


【手元にある測定小物】

ごそごそと、マイクロをいじり始めると、何かと「小物」が必要になる。
オークションの他に、ミリコム(すでに閉店してしまった)など、こまめに探すようにしている。
マイクロのミーティングや、秋葉原にも出向いたときには、ジャンク探しに勤しむことになる。
なんと言っても、アッテネーターの出番が多い。

これが小物の類であるが、アッテネーターの種類が多くある。

これは、12.8MHzのTCXOにマキさんのAMP基板を付けたモノ。
コムジェネレーターと呼ばれ、マイクロ帯まで高調波が発生する。
小さな銅板で箱を作り、収納してある。


  

これは、2500MHz位までの周波数カウンターである。
大変コンパクトであり、また電池で作動するので大変重宝している。
JK1XKPさんのホームページを参考にしました。


  

ディテクタと6GHzの広帯域AMP。
ともに、ミリコムの特価品として入手しました。
ディテクタはなかなか高価で、もう少し高い周波数までカバーするものが欲しいところです。


    

(上) 上記の2500MHzカウンター    (中) Gigast4    (下) 2.5GHzダイワのSWR計

Gigastは、良く皆様もご存じのことでしょう。手元には、Ver3〜5までがあります。
右の写真は Ver4ですが、USB-シリアルの変換基板を入れて、5Vの電源もパソコンから得るように改造してあります。
おかげで、大変使い勝手が良くなりました。
Gigastについては、機会があれば別にまた紹介したいと思います。


RFの検出器で、ショットキーダイオードとラジケーターの組み合わせと簡単なものである。
局発調整や、キャビティの調整に結構重宝しています。
下側のものはSMAコネクタがついており、様々な用途に使えます


【H22.5.5加筆】