マキ電機UTVシリーズメンテナンス
T UTV−2400E
UTV−2400Eを、2台ほど不動品として入手し、かなり大がかりな修理を施して再生した。
パワーアンプ部や受信キャビティ、アンテナリレー等、かなり部品取りされており、散々たる品物。
一台は、パワーアンプも含め修理し、0.8W出力機として復活した。
もう一台は、送信アンプなしの状態で、キャビティ出力0.2W機として復活させた。
いずれも、県内各局と良く交信いたたいており、現役機として活躍している。
2SC2558×2 の パワーアンプ で 0.8W出力
このアンプのトランジスタは取り外されていたため、ジャンクの2SC2558を移植
キャビティのふたは、真鍮板を切って作成した
アンテナリレーが取り外されていたため、G4Y−152Pで対応
2SC2367×1(キャビティ出力)で、約200mW出力
キャビティのふたは、同様に真鍮板を切って作成
アンテナとIFの切り替えリレーが取り外されていたため、G4Y−152Pで対応
2SC2558×2 機 の調整中。ダミーにて0.8W。
先日、マキ電機にお邪魔したときに同様のジャンク基板をいただいたので、もう一台の方も再生する予定です。
U UTV−1200BUOSCAR
この機種は、ほとんど出回っていないということを、槇岡さんに伺ったことがある。
送信専用で、受信部は組み込まれていない。
オスカー10号や13号のアップリンク専用機で、1269.6MHz帯で送信出来るようになっていた。
そのためか、ヤフオクでも低価格で落札できた。
中を良く点検してみると、通常受信に使用するキャビティ部分は、共振棒を追加すれば充分利用できるようだ。
そこで、受信部を追加し、送受信できるように改造を施した。
【未実装部分】
・受信部キャビティ内(共振棒・TR・FET等)
・受信部電源回路(8V、5V)
・送受切り替えリレー、送受切り替えコントロール回路
・局発水晶切り替え回路と局発回路周辺CR
・電源スイッチ兼局発水晶切り替え用ロータリースイッチ
・局発微調整用VXO回路
受信部初段は、2SK569と2SC2367を投入。
キャビティの共振棒調整ビスが、相当抜けたところに最良点があった。
ビスが長すぎたので、最終的に短いものと交換。
室内のホイップで、伊予市のレピータが受信出来るまでに追い込めた。
送信は、1269MHz帯で7Wに調整されていたが、1295MHzに再調整。
G4Yを通すと6W位になった。
その他BPFも再調整。
局発回路の定数の微調整をしないと、周波数が相当ずれている。
これは次のお楽しみにとっておこう。
受信部を組み込み、さらに局発水晶を増設。水晶切り換えのロータリースイッチ、VXOも新設した。
アンテナとIF切り替えリレー及び、送受切り換え回路の増設。
トランスバーターから電波が出なくなり、昨夜から修理していました。
局発の逓倍段のトランジスタが飛んでおり交換。
再調整してセットアップ。
試しにと受信していると、香川県丸亀市のJA5BDZさんのCQがタイミングよく聞こえQSO。
JA5BDZ 0852JST 1294.270MHz SSB
こちらはベランダ三脚に14エレ八木と修理ホヤホヤの「UTV1200OSCAR」改造機でした。
写真のようなセットアップでのQSOでした。
早朝のコンディションも良さそうですね。
【H27/06/29】