低軌道衛星用HB9CVアンテナの実験

〜 わずか2本のエレメントのHB9CVで低軌道衛星で交信する 〜


【H28/01/19】

ちょっとしたきっかけで、低軌道衛星(LEO)の運用を再開した。
ベランダの三脚にてしばらく運用していたが、自宅屋根が北方面のPathを遮断するので、
いつも50MHzのHB9CVを上げているポールに、サテライト用のHB9CVを設置してみた。
これで北方面のPathもかなり良好にUp-linkできるようになった。
しばらくやっていない間に、AO-85(FM)、XW-2シリーズ等の衛星が打ち上げられており、一日中楽しめることがわかった。
2EL-HB9CVの割には、よく聞こえるし、半値角も広いので仰角が高くなっても何とか使用できるようだ。
先日のFO-29の西向けのPathでは、UA4NWのCQがLOS寸前にFBに聞こえた。
LEOでは、ヨーロッパをまだやっていないので可能性を追求してみたい。
写真は、使用中のHB9CVである。

435MHzは、セミリジッドケープルにステンレス棒(ワイパーの廃材)を半田付けしてある。
145MHzは、園芸用のアルミ線にヨリをかけ強度を持たせてエレメントとしている。


【H27/05/31】 R0RQ BD3MM DS1MFK HS3ANP on FO-29

6mが暇なので、久しぶりにFO-29にQRVしてみた
UP/DOWN共に【2EL-HB9CV】を使用したが、充分実用になる
周辺の各国からのON-AIRもあり、標記の局とQSOを楽しむことができた

ダウンリンク430MHzのHB9CVの直下にはプリアンプを入れている

145MHz/435MHzのHB9CVをならべてみたところです
435MHzのエレメントは、廃品の自動車ワイパーのステンレス棒を使っています


【H26/12/06】HB9CVによるループテスト

先日から製作していたHB9CVによるループテストをFO-29で実験してみた。
430MHz/145MHz共に【2エレ-HB9CV】である。
簡易的な設備で、ある程度実用性を保つことを検討しているが、EL=0.8度のパスでも良好なダウンリンクを確認できた。



以下のパスで、上記写真アンテナを用いた時のダウンリンク信号はこちら


【H26/11/16】430MHz 衛星用HB9CVの試作

FO-29やAO-73に、お手軽に運用できるよう、430MHzのHB9CVを試作してみた。
セミリジッドに直接エレメントを半田付し、ブーム兼給電線とした。
2エレのプリンテナよりも軽量(20g)で、利得があるアンテナが出来上がった。

これを【TH-F7】に直付し、FO-29を受信してみると結構聞こえる。
充分実用的だと感じた。